どうやら今年も当地のお祭りは雨になりそうだ。
予報では午後6時から深夜まで降るとされている。
(夜なら関係ないのでは?)と思われるかもしれな
い。
当地のお祭りは、夜にも行事がある。
そこでは重要な見せ場が展開される。
昼間は行列、今で言うパレードが中心である。
く。
昔の日本には体育館や公共ホールという建物の概
念は無い。
催し物は屋外開催が基本である。
会場は道路が使われることが多い。
それを沿道で見物するというスタイルである。
夜は神社周辺でのお祭り舞踊とでもいうものが披露
される。
これを見に来るお客が結構いるのだ。
目を見張る芸と言うほどのものではない。
メディアが取材に来るほどのものでもない。
だが、ちょっと変わったことをするので意外と人気があ
る。
土曜日の昼間が仕事等で来られない人も、「夜ならば」
ということで見に来る。
私も数年前に会場整理や交通整理係として参加した。
町内会の順番でちょうど当たってしまったのだ。
コンサートの警備のように体で楯になって人が押し寄せ
てくるのを防いだりした。
この夜のイベントでは演者の上には雨除けがあるので、
横殴りの雨でない限り彼らは濡れることは無い。
しかし、それ以外の裏方や参加者や観客は雨に晒され
ることとなる。
あぁ、当地のお祭りはほぼ100%雨が降る。
今年もこの伝統は守られそうである。