不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

トイレの水滴音 その⑧

 メーカーからの折り返しの電話は約5分後にかかっ
てきた。
 「タンク内の〇〇が壊れているようなので、〇万円
弱ほどかかります」
 えぇ~、そんなにかかるのか。
 想定以上の金額だ。
 それでも直さなければ、ずっとこのままである。
 大きな不便はないが、不快ではある。
 私は了承した。
 担当の係員は、2時間後である「〇時〇分頃にお伺
いできる」と言って電話は終わった。
 このメーカーでは、専従の修理係が受け持ちエリア
をクルマで回っている。
 いつも、これくらいのスピードで修理に来てくれる。
 その代わり、すぐに来てくれるだけあって料金もそれ
なりに高い。
 この修理サービスを利用するということは、常にお値
打ち品を探して暮らしている私にとっては異例のことで
ある。
 水回り、特にトイレには用心しないと稀に非常に危険
なことがある。
 危険とはどういうことか?
 それについては、あまりに汚い話でここに記すことも
憚れる。
 そのため詳細は省略する。
 とにかくとんでもないことになるのだ。
 私にはそうしたトラウマになりかけの体験があるため
慎重になってしまうのだ。
 私は修理担当者が来るのを待った。
 
 ~続く~