NHK-FM”名演奏ライブラリー”を聴いた。
今日は東京クヮルテットが取り上げられた。
日本人4人によって結成された弦楽四重奏団であ
る。
世界的に極めて評価が高く人気もある。
東京クヮルテット。
東京カルテットではないらしい。
あくまで半角のヮである。
クヮルテットという表記にこだわりがあるようだ。
それにしても東京クヮルテットである。
東京という日本語とクヮルテットとという外来語を合
わせた楽団名である。
私はこの楽団名を聞くと、すぐに玉川カルテットを思
い浮かべてしまう。
どちらも日本語+外来語である。
ちょっとチープな感じがする。
私はいつもそう思っていた。
玉川カルテットはお笑いグループだから、それで良い。
あるいはそれを狙っていたのかもしれない。
だが、東京クヮルテットはどうなのか。
何だか安っぽい感じがして仕方がなかった。
そんな先入観を持って私は番組を聞き始めた。
私が東京クヮルテットを聴くのは今日が初めてではな
い。
以前にも数回ラジオで聴いている。
おぉ!これは良いな。
明快にして爽快な音である。
これも癖のないスマートな演奏である。
あぁ、私は今までその名前により変な先入観を持って
いたため真面目に聴こうとしなかったようだ。
実に愚かなことである。
何回かのメンバーチェンジを経て西洋人も混じる
ようになったが、その中心は日本人である。