モーツアルトのピアノ協奏曲が始まった。
第17番だ。
ほぉ、これはなかなか良いな。
ピアノの音が実に美しい。
クリアで清浄な音である。
オーケストラも良いなぁ。
演奏者は誰だろう?
ネットで調べてみる。
ピアノはジャン=エフラム・バヴゼJEAN-EFFLAM BAVOUZET
だった。
1962年生まれのフランスのピアニストでパリ音楽院で、
ピエール・サンカン、バドゥラ=スコダ、ニキタ・マガロフら
に師事している。
レパートリーは古典から前衛まで、ジャズや作曲も手掛
けている。
オーケストラはマンチェスター・カメラータでその名の通
りイギリスの名門室内管弦楽団である。
指揮はガボール・タカーチ=ナジである。
タカーチ=ナジはタカーチ弦楽四重奏団の創設者のヴァ
イオリニストである。
最近は室内楽の他に指揮者としても活発に活動してい
るそうだ。
ジャン=エフラム・バヴゼはヤマハのピアノを愛用してい
て録音にはヤマハModel CFXを使用している。
ジャン=エフラム・バヴゼは素晴らしい。
温かく気持ちを包み込むような魅力がある。