私はラジオを聴いていた。
おぉ、なかなか良いサウンドだな。
これはピアノか?
ちょっと違う音に聞こえる。
ギターのようなの撥音楽器の音に聞こえる。
ネットで調べると、それはスワヴェク・ヤスクウケと言
うピアニストの演奏だった。
ピアノの独奏とある。
スワヴェク・ヤスクウケは1979年ポーランド北部バル
ト海沿岸ブツクの生まれである。
ジャズピアニストでポーランドジャズ界の風雲児、重
要人物とみなされている。
ポーランドはジャズが盛んな国で、その質も極めて
高い。
私は「ポーランド・ジャズにはハズレが無い」と感じて
いる。
盤の収録内容を聴かずに購入しても、満足もしくは大
満足のいずれかになる。
私が今回ラジオで聞いたのは 「 夢の中へ」と言う邦題
の付いたアルバム「SENNE」からの一曲である。
このアルバムは通常の440kHzより低い「宇宙の周波
数」「人間の心身に良い影響を及ぼす周波数」とも言わ
れる432kHzチューニングを採用している。
この432kHzチューニングバッハのクラヴィーア等に代
表されるバロック時代のチューニングだそうだ。
(ちょっとなんだか違う感じ)がするのはそのためであ
ろう。
ピアノ自体にもプリペアドピアノとして加工してあるそう
だ。
ミニマル音楽のようでありながら押しつけがましくもく
どさもない。
聞き流せるが印象にも残る。
幻想的でありながら体温を感じさせるサウンドとなって
いる。
YouTubeにスワヴェク・ヤククウケ本人のチャンネルが
あり、ラジオでかかったものと同じ音源が公開されている。
一聴をお勧めします。