不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

赤ん坊を救った犬。

 タイで犬のお手柄話があった。
 それはタイのアユタヤ県で起きた。
 トンマック夫妻に飼われているバンケオ犬のプイ
はいつものように散歩していた。
 このバンケオ犬とは、タイ特有の犬種で飼い主に
極めて忠実で勇敢な犬だそうだ。
 その始祖は一説には狼の血が混じっていると言
われている。
 バンケオ犬・プイの散歩は飼い主と歩くものでは
ない。
 自分で勝手に好きなところを歩き回るのである。 
 日本風に言えば放し飼いである。
 これは文化の違い、お国柄の違いであろう。
 ある日、プイはいつものように散歩をしていた。
 行動範囲にはゴミ場もあった。
 プイはそのゴミ場を漁っていた。
 そのゴミの中にビニール袋があった。
 中には生まれたばかりの人間の赤ん坊が入って
いた。
 プイは、その袋を口でくわえると家に帰った。
 家に着くと、プイは吠え始めた。
 プイが吠えるのはいつものことなので、誰も気にと
めなかった。
 だが、あまりに吠え続けるので家人が様子を見に
行った。
 そこには袋に入った赤ん坊がいるではないか!
 大騒ぎになった。
 すぐに病院に搬送された。
 赤ん坊は七ヶ月で生まれてしまった未熟児の女の
子でへその緒も付いていた。
 プイがこのように何かを持ち帰ったのは、これが初
めてのことだった。
 地元の赤十字はプイにメダルと新しい赤い首輪を
贈呈した。
  トンマック夫妻は、この出来事に運命を感じ女の子
を養子に迎える考えだそうだ。
 
 こんなちょっと”お話”のようなことが実際に起きると
は驚きである。
  神秘の国・タイ、おそるべしである。
  それにしても犬の賢さには恐れ入る。
  写真で見たところ夫妻には子供がいなさそうである。
  こうした写真では家族に子供がいれば、必ず写るもの
だからである。
  ひょっとすると、プイはコウノトリなのかもしれない。
イメージ 1イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3