10日ほど前の夜、私はネットラジオを聞いていた。
7時からはフランク・シナトラのライブが始まった。
これは、この日だけの特別番組のようだ。
シナトラはオープニングから2曲続けて歌った。
うまいなぁ。
さすがシナトラだ。
その後、何か話し始めた。
トークのコーナーなのだろうか。
シナトラが一言話すとドッと笑いが起きる。
ライブの会場はコンサートホールのようではなさそ
うだ。
観客の笑い声がすぐ近くに聞こえる。
シナトラは話術にも長けているのか?
ワン・センテンス毎に観客は大爆笑である。
腹の皮がよじれそうな笑い方である。
息ができないほど笑っている。
笑いのとり方である。
爆笑トークは、その後30分近く続いた。
その間、観客は笑いっぱなしである。
これほどの長時間をトークだけで余裕でもたせるこ
とができるのか。
シナトラは「史上最高のエンターテイナー」と呼ばれ
ることがある。
このトークを聞くと、それも納得である。
シナトラって本当に凄い人だったのだなぁ、と再認識
させられた。
後で調べてみると、このライブはサンズというラスベ
ガスにあるシナトラ所有のカジノ・ホテル内のホールで
行われたものであった。