不二家憩希のブログ

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ピーター・フォーク~コロンボ以上に変わった男。その⑨

 ピーター・フォークは、どのような人物だったのだ
ろうか?
 フォークは既に故人で会って話を聞くわけにはい
かない。
 もっとも、存命中でも会うことは叶わなかっただろう。
 フォークは、ハリウッド・スター、世界的な大スター
である。
 ハリウッド・スターに簡単に会って話が出来る日本
人など、ごく限られる。
 会えたとしても事前に関係者から「これは聞いて
は駄目」「これも駄目」とNG項目を提示されたりする。
 会った人の話を聞いても「気さくな人がだった」「気
取らない良い感じの人だった」といったお決まりの形
容ばかりで、明確な人物像を伺わせるところまで踏
み込んだものは殆どない。
 表面的で差し障りのない人物描写ばかりである。
 これは、会ったといっても短時間の立ち話程度で、
そこまではわからないからであろう。
 もし、突っ込んだ話ができるような間柄だとしたら、
より具体的なエピソードが紹介されるのだろうが、そ
ういったケースは殆どない。
 となると、私たちは残された文章やインタビューを
読んで推測する他ない。
 フォークの場合、インタビュー自体が少ない。
 ハリウッド・スターとは、元来そういうものでホイホイ
とインタビューに応じるものではないのかもしれない。
 私は、当ブログt連載のためにそれらのフォークのイ
ンタビューを探していた。
 そうしているうちに、ある驚くべきことをフォークが語
っているインタビューに出くわした。
 「えぇ~、それを言っちゃって良いの?」というような
内容である。
 
 ~続く~