私は今までにパソコンのメモリ増設を一度も考
えなかったわけではない。
既に数年前から検討していたのだ。
「だったら、とっとと増設してしまえば良いのに」と
言われそうである。
だが、私にはメモリ増設を躊躇させる理由が3
つほどあった。
ひとつは、メモリの価格である。
こうしたパソコン関連の精密部品の価格は、徐
々にではあるが日々下がってきてはいるが、以
前はそれなりに高かった。
今現在でもバッファロー等のメーカー直販価格では
５１２MBで5000円以上、１Gで5500円、２Ｇだと
12500円である。
大型家電店でも、大体同じくらいの価格で売られ
ている。
どういうわけか５１２MBと１Gはあまり価格差が
ない。
となると、選ぶとすれば１Gになるだろう。
それにしても、5500円かぁ。
迷う値段だなぁ。
目玉が飛び出るほどではないにしても、十分迷
わせてくれる価格設定である。
メモリはパソコンの心臓部の一つなので、それく
らいしても当然なのかもしれないが、（5000円あっ
たら何か他のことに使えるかも）とも思ってしまうの
である。
前述したようにパソコン関連の製品は日々価格が
下がる方向にある。
私は（もう少し待てば、もっと安くなるかもなぁ）と
思い、そのまま様子を見ることにしていた。
そうこうしている内に、何年も経過したというわけ
である。
様子を見過ぎである。
時間が経つ→メモリ消費が大きいソフト、ウェブサ
イトが増える→より遅くなる→価格を見てみる→様
子を見る→時間が経つ・・・
ここ数年は、この繰り返しだった。
～続く～
