一昨日の深夜０時頃、急に風が強く吹き出し
た。
風というものは、そんなに急に強くなることは
ない。
弱風から、徐々に風力を増していくのが普通
である。
だが、この時は風力ゼロの状態から、いきなり
強風になった。
（うわぁ～、これは竜巻か！）
当地は日本でも有数の竜巻が発生しやすい
土地らしい。
そんな土地があるのか！？と思われるかもし
れない。
だが、研究者によれば当地には竜巻が発生し
やすい地形などの条件がいくつも揃っているらし
い。
しかも数が多いだけでなく、一つ一つの竜巻が
大きく育ちやすく日本最大級クラスの竜巻も当地
で発生している。
「日本最大級とかだったら、広大な土地のある北
海道とではないのか？」と考えそうだが、そうでも
ないようだ。
こんな特に広くもない土地なのに、竜巻発生に
は最適らしい。
深夜の風は、強さを増していく。
（あぁ～、竜巻か？！）
こうなると、どうすることも出来ない。
逃げ出すわけにもいかない。
仮に本当に竜巻だった場合、餌食になるだけだ。
家の中でジッとしているしかない。
（何とか治まってぇ～！）
私は布団の上でそう願うだけだ。
強い風は５分ほど続いた。
私は時計を見ていないので、もっと長かったかもし
れないし、短かったかもしれない。
風は、急に弱まり、そして止んだ。
おぉ～、何ともなかったか。
結果的に振り返ると、この時の強風は竜巻という
ほどのものではなかった。
ひょっとすると、あるいは竜巻だったのかもしれない
が、そうだとしても大きなものではなかった。
本当に竜巻の直撃時は、こんなものではない、とい
うことを私は身をもって経験済みなので判断できるの
だ。
あぁ～良かった。
ここ数日大気の不安定な日が続いているので、竜巻
が起きても不思議ではない。
だが、深夜は止めてほしい。
竜巻も、そして地震も深夜に起きると目が冴えてし
まって困るからだ。
