不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

夏祭は自粛感染も無く。

 当地の夏祭は、どこも例年通り開催されてい
る。
 春祭の時のような、多くのお祭りが自粛される
事態はひとつも起こらなかったようだ。
 そりゃそうだよ、もう夏だもの、ということなのだ
ろうか。
 時間の経過は、土地の空気も変えるのか。
 今思うと、あの自粛とは一体何だったのだろう
か。
 ある地域では、自粛して当然というムードだった
ようだ。
 次々と自粛が発表されていった。
 あそこが自粛するなら、うちも中止だろうな、と
考えたのか自粛が広がっていった。
 私は、あの状況を「自粛感染」と名付けている。
 それでも、当時でも被災地からの距離が増える
に従い自粛の動きも減っていた。
 関西以西では、自粛ムードなど殆どなかったよ
うだ。
 距離によって影響が減るとは、まさしく感染であ
る。
 当地では、春祭の時は町内会によって対応が異
なっていた。
 お祭りの行事を完全中止にした町内会、一部行
事を取り止めた町内会、子供が出す花火だけは中
止させた町内会、と様々だった。
 だが、この夏祭はいつも通りのプログラムに沿っ
て進行しているようだ。
 これは決して震災について忘れてしまっている、
ということではない。
 ただ、「お祭りをやらないというのは、どうもなぁ~」
ということなのだろう。
 お祭りをやっているからといって、被災地のことを
忘れているわけではない。
 その当たりのことはご承知頂きたいと思う。