当ブログでは時折新しい発電法の開発について
取り上げている。
私は「なるべく安く、安全で、システムの簡単な
発電方法が無いものか」といつも考えている。
そんな都合のよい発電方法なんてあるもんか!
と思われるかもしれないが、私は案外「えぇ~そん
な方法で発電が出来るのか!」という方法がある
ものと考えている。
究しているそうだ。
これは米国のポトマック川の川底で発見されたジ
オバクターという微生物の習性を利用したものである。
ジオバクターは空気中の酸素を嫌い、地中や海
底、沼底など、酸素のほとんどない環境で生息して
いる。
酸素が嫌いな生き物がこの地球上にいるとは、知
らなかった。
ジオバクターの食べ物は枯れ葉や生物の死骸であ
る。
ジオバクターはそれらを食べると、何と電子を発生
させるという。
食事をして電子を発生させるのだ。
酸素が嫌いで尚且つ電子を発生するとは!
何だかSFに出てくる宇宙生物のようだ。
そんな生き物が地球上にいたのか!
この特殊能力を利用して作られたのが微生物燃料
電池である。
密閉した容器内でジオバクターを培養し、この中に
電子を吸収する電極を設置する。
これだけで電池として機能させることができるそうだ。
ている。
牛ふんならコストがゼロである。
「どうぞ、持って行って下さい」状態である。
コストがかからないというのは何よりである。
牛ふんで発電とは、夢のようなシステムである。
将来、「発電所の横が牧場」というような風景が当
たり前になるかもしれない。