不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

海上設置型風力発電の実験が始まる。

 環境省は、海上に風車を浮かべ発電をする、
というシステムの実験に入ったそうだ。
 風力発電は燃費がかからない発電装置として
知られているが、問題点もある。
 風車を設置する場所の確保が極めて難しいの
だ。
「ここは風がよく吹いて最適だな」というような場
所は、同時に観光スポットでもあることが多い。
 そのため風車の設置により景観が損なわれる、
という問題がある。
 白い風車がいくつも並んでいる、というのはそれ
なりに良いものだと思うが、そうは感じない方もお
られるのだ。
 他にも問題点がある。
 風車が回転する際に発する低周波が、人間の
大きなストレスとなるのだ。
 低周波は耳には聞こえないのだが、接するとイ
ライラする。
 イライラするのは、いとうあさこだけではないのだ。
 これは風力発電が始まる以前には、まるで計算
されていない事態だった。
 巨大な風車が回転することにより、どうしても低
周波が発生してしまう。
 そんなことが起きるとは開発者達は考えてもい
なかった。
 だが、風車発電というシステムそのものが人類初
なのでそれも仕方が無いことだと思う。
 そのため地上に設置する風力発電は、普及が遅
れている状況にある。
 そのような現状を打破するために考え出されたの
が、海上設置型風車である。
 海上なら、景観を気にする必要もないし、周囲に
人が近づくことも無い。
 幸い日本は海洋国家で日本の領海と排他的経済
水域は計約447万平方キロもある。
 これは世界6位の広さである。
 そして風が強く洋上風力発電に適した海域も多い。
 何だか良いニュースだなぁ。
 是非、この試みが成功し実用化されることを私は
願っている。