不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

振り付けにも著作権は無い。

 著作権が無い分野は他にもある。
 踊り、ダンスなどの振り付けも著作権が認
められていない。
 ポップスなどのダンスの振り付けから、日
本舞踊など和の踊りまで、振り付けという創
作物には著作権が発生しない。
 そしてこの状況は、日本だけではなく著作
権先進国の欧米でも同様である。
 振付師は一曲ごとにパフォーマーから振り
付けの依頼を受け、一曲いくらでギャラを受
け取っているようだ。
 その後は、その振り付けは誰が真似しても
転用しても法的には一切問題が無い。
 これは音楽の編曲の場合と同じである。
 だが、振り付けは編曲よりも著作権の認定、
判断が難しそうだ。
 仮に書類にビデオディスクを付ける、というよ
うな法的手段をとったとしても、それを見て多
くが振り付けの素人であろう法曹関係者が理
解できないだろう。
「ここの右手の振り上げ方が同じでしょう?」
「否、こちらは角度が45度だが、こちらは15
度ほどなので違うのではないか?」
 とか、なってしまいそうだ。
 私の勝手な意見だが、振り付けに著作権
認めるのは難しいと思われる。
 判定作業があまりに難しいからだ。
 私としては創作物には著作権が認められて
欲しい、と言う願いを持ってはいるが、困難な
世界もあるのでは、と思ってしまう。
 それでも、何とかならないかな、とテクノロ
ーの進歩に望みを抱いてしまう。