不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

藤田まことさんご逝去に関する石原都知事の会見。

 東京の石原知事が定例会見において、藤田
まことさんの逝去に関連した質問に答えた。
 これはなかなか興味深い無いようだった。
 こうした記事は、社にもよるが一定期間経
過後に消去されてしてしまうことがある。、
 そこで当ブログでは複写・再録させて頂こ
うと思う。


 --長年にわたりテレビなどで活躍してい
藤田まことさんが亡くなられた。何か思い
出などは。

 「これはね、僕は非常に残念でね。僕は藤
田さんとはあんまり知己がなかったんです。
ただね、私はね、非常に、なんて言うのかな、
ノミネートした俳優でね。私の評判になった
小説はほとんど映画化されたけどね、絶対に
映画化は許さないでいつか自分で監督しよう
と思ったことがある。その主人公は藤田さん
にしようと思った。でね、政治家やってとて
もそんな暇がないです。こっちも歳とってく
し、周りも歳とっていくしね。藤田さんだっ
て歳とってきたんでね、(映画監督の)深作
欣二に『あなただったらこの作品許すわ。ぜ
ひやってよ。この配役でやって』って言った
ら、『なるほど』って。いい返事来ると思っ
たら死んじゃった。深作さんが」  
「で、その話ペンディングになってね。まあ
とにかく、あの作品、映画化したいね。これ
はね、『刀鋼(はがね)』っていう非常に危
険な小説。毒いっぱいのね。つまり、暴力の
美学みたいなものでね。悪徳の美学みたいな
のを書いた小説。で、私は藤田さんにその役
やってもらおうと思ったんだけどね。ううん。
彼もまあいい歳だった。亡くなりましてね、
がっかりしましたね。ほんとにすれ違いだっ
た。それからね、こっちもいい歳になったん
だな。そろそろ気を付けなきゃな。あんまり
だから、皆さん方いじめないでね、僕をね。
ううん。まだそういうことあるからさ。ええ、
まあ僕は芸能界、興味あるわないわ、このご
ろ疎くもなったけれども。一人のなんか、僕
にとってシンボリックな俳優でしたからね。
非常に残念ですね。なんかやっぱりね、一つ
の時代がこう過ぎたなっていう感じがしみじ
みしてね。うん。嫌な予感がするね、おれは」

 私は、これまでの石原知事の殆どの言動に
反感を抱いていた。
 人間として石原氏と私とでは根本的に異な
っているからだろうと思われる。
 だが、最後の一行には賛同しかねるが、そ
れ以外の発言には私も同感である。

 こんなことは初めてである。
 藤田まことさんは異種なる存在を結びつけ
る触媒のようなお方だったのかな、と思った。