不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

いい加減な報道にまみれるマイケル・ジャクソン氏。

 マイケル・ジャクソン氏が亡くなって2日
ほどで早くも彼の遺産についてのニュースが
流れ始めた。
 それはいわゆる芸能マスコミだけではなく、
一般紙や経済紙でも同様である。
 人が亡くなって幾日も経たないのに、もう
こんな話題を報じるとはマスメディアの人間
の感覚はおかしい。
 マスメディアは他に重要なニュースが見つ
けられないのだろうか。
 それとも、こういったトピックなら視聴者
や読者がすぐに食いつくと読んだのだろうか。
 遺産問題のような極めてプライバシーに属
することを、芸能マスコミでもないメディア
までが取り上げるとは、異例なことである。
 それだけマイケル・ジャクソン氏が大物で
あると言うことなのかもしれないが、それに
しても配慮が足りないと言わざるを得ない。
 
 それにこれらのニュースの中ではジャクソ
ン氏の遺産総額が報じられているが、この数
字は怪しい。
 一体、どこの誰がジャクソン氏の遺産を計
算したと言うのだろうか。
 株式上場企業の資産状況じゃあるまいし、
ジャクソン氏の資産内容など部外の人間には
誰もわかるわけがない。
 また資産を把握しているようなジャクソン
氏と近い人間がマスメディアにペラペラと情
報を流すわけも無い。
 純資産が2億3600万ドルだ、とかいう
報道もされているが、これらは何の根拠も無
く、マスメディアの人間が勝手に書いている
だけのことだと思われる。
 借金がいくらある、といった報道も多くさ
れているが、こちらも根拠が無い。
 ジャクソン氏や担当する弁護士や会計士が
語ったのならともかく、どれも推測でしかな
い。
 それらのことを、さも事実であるかのよう
に報じるマスメディアには注意して接するべ
きだと思う。
 ニュースとして括られて流されると、即こ
れは真実だ!と思いがちだがそうではないこ
とも多いのだ。
 今回の一連のマイケル・ジャクソン氏の報
道にもいい加減なものが多い。
 情報を安易に受け止めることなく接してい
きたいものである。