不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

「ウィ・アー・ザ・ワールド」の思い出 その⑦

 スティーブ・ペリー氏の回想は続く。
「僕は長い間、本当にマイケル・ジャクソン
に会いたかったんだけれど、それは叶わなか
った。レコーディングセッションの間、マイ
ケルは彼と話したがっている多くミュージシ
ャンに取り囲まれていたのを覚えている。そ
れで僕は気を使って、マイケルに会うのを辞
めておいたんだ。その代わり、ベッド・ミド
ラーとポール・サイモンと一緒に控え室で談
笑していたんだ」
「それから数年後、Badツアーのリハーサ
ルの時に遂にマイケルに会うことが出来たん
だ。彼はとっても丁重に僕を大歓迎してくれ
たよ。僕はステージの左手にいてショーのリ
ハーサルを見たんだけれど、とってもラッキ
ーだったね」
 と、ここまでがスティーブ・ペリー氏の
ウィ・アー・ザ・ワールド」とマイケル氏
との思い出である。
 続いて一番好きなマイケル氏の曲について
の質問に答えている。
「マイケルの曲はどれも美しく大きい。好き
な曲をひとつにに絞るなんて出来ないよ。僕
はマイケルの曲は新譜の時からすべて知って
いるし、その曲のクォリティはいつだって驚
くべきものがあるし、最先端だ。どのアーチ
ストもマイケルと同じ時期に新譜を出したく
なかったし、後にも先にもマイケルのレコー
ドほど売れるレコードは無かったからね」
 そして、マイケル氏は音楽業界を変えたか?
という問いにも答えている。
「マイケルはいつも素晴らしい曲を出してい
たし、歌も上手かった。レコーディングや作
品作りの質も高かった。新しいダンスを盛り
込んだより良いミュージックビデオを作った。
そして、時を越えて人々の心に残る歌唱を披
露してきたんだ」
「僕は多くの人がマイケルがムーンウォーク
をテレビで初めて観た時のことを覚えている
と思うんだ。僕は飛び起きてあの驚くべき動
きを1~2度真似してみたんだよ。でも何度
も試したけれどうまくいかなかったよ、言う
までも無いけれど」
「最後に付け加えると、僕がマイケル・ジャ
クソンが歌っているのを聞いたのはジャクソ
ン5の”ABC”だったよ」
「彼は本当に優秀で才能のある人だったと思
うよ」

 スティーブ・ペリー氏は、心からマイケル・
ジャクソン氏のことが好きなようだ。
 彼のことを大絶賛している。

 では、ここにスティーヴ・ペリー氏のソロ
作品のなかで私が最も好きな曲のPVをご紹
介する。
 マイケル氏とは正反対のシンプルな作りで
ある。
 いつもながら歌の上手さはさすがである。


 今回、マイケル氏御逝去に伴って「ウィ・ア
ー・ザ・ワールド」に参加したミュージシャ
ンが当時のことを語っている人がいないかと、
調べてみた。
 すると、もう一人その当時のことを語って
いるミュージシャンを発見した。
 明日は、それについて書いていこうと思う。

 ~続く~