不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

引退したジーパン。

 ここ1週間ほど当地でも気温が30℃に迫
る暑さが続いた。
 まだ衣替えには半月ほど早いが、暑いとな
れば暦に従ってばかりもいられない。
 私は、毎年夏になると穿いている夏用のジ
ーパン出すことにした。
 夏用のジーパンというのは私が勝手にそう
思っているだけであるが、普通のジーパンよ
りも生地が薄くて多少は涼しい。
 綿とレーヨンの混紡なのだ。
 このような混紡のジーンズは、ある意味邪
道なのかもしれないが涼しさには代えられな
い。
 ヴィジュアル的にもあまり良いとは思えな
いがその生地の薄さは夏に最適なのである。

 私は早速そのジーパンを出そうといつもの
場所を見てみる。
 だが、見つからない。
 ひょっとして、もっと下のほうになってい
るのかも?と他の衣料品もひっくり返してみ
るがやはりない。
 おかしいな、確かここにしまっておいた筈
なのに、足では生えて何処かに行ってしまっ
たのだろうか?
 ある筈のものを探すと言うのは、結構イラ
イラする。
 労力や時間を無駄に使っているように思え
てくる。
 普段十分それらのものを無駄にしているに
もかかわらず、こんな時には気になるのだ。
 ちょっと、手を休めて考えてみる。

 あっ、そういえば。
 私は古布などをしまっている場所を見に行
った。
 私は着なくなった衣服などをまとめてしま
っている。それらを再利用出来るかもしれな
いからだ。
 私の探していた混紡のジーパンはそこにあ
った。
 そういえば昨年の夏の終わり頃、このジー
パンはお尻の部分が薄くなってもう少しで破
れそうになっていた。
 それで私が引退勧告をしたのだ。
 私は、自らそのジーパンを引退させたのに
そのことを忘れてしまっていたのである。
 私の記憶力もいい加減である。
 
 さて今年の夏はどうしようか?
 比較的薄いジーパンを穿くことにしようか。
 それとも夏用のズボンがあった方が良いの
か。
 夏まではまだ少しある。
 その時になったら考えよう。