不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

昔話の柴とは何か?

 テレビ「和風総本家」では、日本の昔話の
「かちかち山」がテーマだった。
 そのなかで、昔話でお馴染みの「柴」とは
何か?ということが取り上げられた。
「おじいさんは、山へ柴刈りに、おばあさん
は川へ洗濯へ」という、昔話で必ず出てくる、
あの柴である。
 そういえばよく考えたことは無かったこと
である。
 柴ってどんなものだろうか?
 私は、柴とは山間部に自生している山菜の
様な植物のことだと思っていた。
 地面一杯に生える柴、というものがあって、
おじいさんはそれをいつも刈りに行っていた
のだと思っていた。
 どの昔話でもおじいさんは柴を刈りに行っ
ている。
 そんなに熱心に刈りに行くのだから、さぞ
かし良いものだろう、と思っていた。
 きっと米に匹敵する野生植物だろう、と思
っていた。

 だが、それは私の思い違いであった。
 柴とは、小さい雑木の枝のことだそうだ。
 その枝を折ったり、落ちている枝を拾い集
めることを柴刈り、というのだそうだ。
 それでは、柴刈り、というより、柴集め、
柴拾いといった方が良さそうに思うが、昔か
らの言葉の流れだから仕方が無い。
 昔の人はその柴を燃料として使っていたの
だ。

 私は保育園の頃から、ずーっと柴とは山菜
のようなもの、と思っていたのだ。

 私の知識とは、こんなものである。