不二家憩希のブログ

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フィギュアスケート・小塚選手が使った「テイク・ファイブ」

 フィギュア・スケート・グランプリシリー
ズ第4戦フランス大会のショートプログラム
日本の小塚崇彦選手が使用した曲はデイブ・
ブルーベック・カルテットの「テイク・ファ
イブ」だった。
 私は小塚選手がこの曲を使っているのをニ
ュースで知った。
 ニュース映像では部分的にしか聴けないの
だが、あの曲特有のメロディをほんの数秒聴
いただけでジャズファンならすぐにわかった
ことだろう。
 「テイク・ファイブ」はジャズ史上最大の
ヒット曲のひとつである。
 デイブ・ブルーベック・カルテットのアル
バム「タイム・アウト」に収録されているこ
の曲のオリジナル録音は、作曲者のアルトサ
ックス奏者のポール・デスモンドの流麗な演
奏で知られている。
 ポール・デスモンドはこの大ヒット曲を作
ったのだが、彼の手になるヒット曲はこの曲
だけである。
 デスモンドはコンスタントに曲を作るタイ
プではなく、作られた曲も大した曲は無い。
 何故かこの曲だけが大ヒットしたのだ。
 
 この曲でフィギュアスケートの演技をする
のは難しそうな気もするが、小塚選手はこの
曲で今シーズン優勝もしている。
 ジャズの曲で演技をするのは珍しいと思う。
 しかも、聴くところあの音楽はデイブ・ブ
ルーベック・カルテットによるオリジナル録
音のようである。
 あのアルトサックスの音色はポール・デス
モンドに違いない。
 ジャズファンの私も小塚選手を応援したく
なってきた。