野球日本代表チームの星野監督と弱腰マスコミ。

　北京オリンピックで惨敗を喫した日本代表
チーム・星野JAPANのご一行が帰国した。
　私は、彼らは北京から帰って来ないのでは、
とも思っていたがやはりおうちが恋しかった
ようだ。
　早速、合同記者会見が行われたのだが、そ
の内容は私が思っていた以上に甘いものだっ
た。
　日本のマスコミは、プロ野球に甘過ぎる。
　特にテレビ局は、どうしようもない。
　人気が落ちたとはいえ、プロ野球中継はま
だまだ視聴率が稼げるコンテンツなので、テ
レビ局はプロ野球関係者のご機嫌を損ねたく
ないようだ。
　おそらく多くの視聴者は、もっと厳しく問
い詰めても良いのでは、と思っていたのでは
ないだろうか。
　彼らはプロであり、オリンピックに乗り込
むに当たっても特別待遇であった。
　それでもあの成績である。
　でも、誰もそれを面と向かって批判しない。
　その会見も、たった15分で打ち切られてし
まった。
　日本のマスコミは実に弱腰だ。食い下がる
と言うことを知らない。
　強いもの、大きいものには簡単に屈してし
まう。
　だが、弱く後ろ盾の無いものにはとことん
付きまといプライバシーを暴露し、徹底的に
叩く。
　
　このマスコミの甘さは、日本特有のものの
ようである。
　諸外国では、世界的な有名人であっても、
ふがいない結果を残すと「殺すぞ」くらいの
ことを言われたり書かれるそうだ。

　日本の甘いマスコミに囲まれて、星野氏も
ホッとしているのかもしれない。