不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

日曜日のスーパーとガチャポンと親子連れ。

 いつものスーパーの日曜特売に出かけた。
 日曜日のスーパーは、いつも家族連れで賑
わっている。
 入り口の前で、3歳位の男の子が泣いている。
 どうも、その子はスーパーに入りたくないよ
うだ。
「ほら、中に入ったらガチャポン買ってあげる
から、さっ、入ろう」とお父さんが男の子の手
を引っ張っている。
 それでも、男の子はどうしても入りたくない
らしく、引っ張られている手を引っ張り返して
抵抗している。
 せっかく、お父さんがガチャポンを買ってく
れるという好条件を提示しているのに、それを
拒否するとは、男の子は余程このスーパーに入
りたくない事情があるらしい。
 ひょっとして、このスーパーとの間に何らか
のトラブルがあったのか、それとも感情のもつ
れでもあるのか?
 外は、真冬の寒さなので中に入った方が暖か
いと思うのだが、男の子は寒さなど問題ではな
いらしい。さすが、子供は風の子である。
 お父さんは困ってしまっている。

 私は、その親子の脇を抜けてスーパーに入っ
た。
 またしても、3歳位の男の子が泣いている。
 こちらの子は、欲しいガチャポンをお母さん
が買ってくれないので泣いているようだ。
 欲しいものを買ってくれないので即泣けてく
る、という極めて分かりやすい子供らしい反応
である。
 こちらのお母さんも子供をなだめている。
 こういう時には、言葉で説得するしかないの
だろうが、説得される側の子供は大泣きしてい
るので、お母さんの言うことなど少しも耳には
入っていないようである。

 大事な日曜日、スムースに買い物を済ませた
いところなのだが、成長途中の子供にとっては
そんなことはお構い無しである。
 彼らにとっては目の前の出来事に対する抵抗
だけで精一杯なのである。

 日曜日のスーパーは平日と違って賑やかであ
る。
 この賑やかさが終わると、また一週間が始ま
るのである。