不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

CDショップは倒産していた。

 昨日このブログを書いた後にわかったことなの
だが、閉店したCDショップは、会社そのものが倒
産してしまったようだ。
 1月27日に営業を突然終了してしまい、市内
にある本社事務所はもぬけの殻となっていたそう
である。
 経営者は夜逃げでもしたのだろうか?
 何だか本格的な倒産の様相である。
 こういう話は、よく話には聞くが身近に起こる
ことは実際のところあまりない。
 前回、私が店に行った時にはそのような気配は
少しも無かった。確かにここのところお客の入り
は良くないようだったが、そのようなことは最近
の小売業界では特に珍しいことではないので、気
にも留めなかった。
 従業員の態度も脱力的な感じではあったが、こ
れもよくあることである。
 今にして思うと、輸入盤をこんなに値引きをし
て大丈夫なのかなぁ、と思うこともあったが、私
は目当ての賞品が安い!となればそんな配慮も何
処かへ吹っ飛んでしまう。何とも勝手なものであ
る。
 
 この会社の経営陣は、事情を店舗スタッフにも
告げることも無く突然閉店させてしまったようで
ある。
 ここは創業80年を超える県内でも有数の事業
所だったのだが、終わる時はあっけないものであ
る。
 会社がつぶれる時はそんなもので、事前の告知
など無いものなのだが、状況を知らずにその日の
夜まで働いていたスタッフが気の毒な気がしてく
る。

 このCDショップは楽器店のソフト・楽譜販売部
門で、会社は他に楽器販売と音楽教室を手がけて
いた。
 私は、CDショップだけを閉鎖して他の事業は継
続していくものだと思っていた。
 だが、そんな余裕も無く、この会社は倒産して
しまったようだ。

 それにしても、本社事務所がもぬけの殻とは、
まるでドラマのようである。
 それでも、この会社のウェブサイトは、今も見
ることが出来る。
 会社は無くなり、経営者は行方知れずなのにサ
イトは残っているのだ。
 時代の先端を象徴するウェブサイトではあるが、
主もおらず機能もしていないとなると哀れでもあ
る。
 3月8日発売の新譜の予約を募る記述もある。
 何とも寂しい画面である。