不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

馴染みのCDショップが突如閉店してしまった。

 いつも行く隣の市の大型書店へ行った。
 その店内をぐるっとひと回りし、その後に隣接す
るCDショップに行くというのが私の行動パターンで
ある。
 今日もいつものように書店からCDショップに向か
うとCDショップのシャッターが閉まっている。
 今はどこも決算時期だから、きっと棚卸か何かで
臨時休業なのか?シャッターの貼られた張り紙を読
んでみる。
「○○楽器店は1月27日を持ちまして閉店いたし
ました。長い間のご愛顧有難うございました」
 え~!閉店! 
 聞いてないよぉ!
 ダチョウ倶楽部の決め台詞が頭を駆け巡る。
 この2週間ほど来ていなかったので知らなかった
のだが、少なくとも年明けから2回ほど来た時には
そんな様子は微塵も感じなかった。
 店のスタッフも普通に働いているように見えた。
 閉店するのなら閉店セールを大々的に行い、返品
不可能な在庫品の一掃セールをしそうなものなのだ
が、そういった事前告知はどこにも無かった。
 突然の閉店ということなのか。

 やはり、今はCDショップは厳しい経営を強いられ
ているのであろうか。
 一説には携帯電話の出現と普及により、家計にお
けるCD購入へさかれる予算が激減してしまったそう
である。
 世の中は、私のように他を減らしても本とCDだけ
は買う、というような人間ばかりではないようであ
る。
 
 このCDショップには、私は中学生の頃からのお客
である。もちろん当時はレコード店だった。
 思い出は数限りない。
 友人を亡くしたような気分である。
 年明け一ヶ月もしないうちに訃報に接した気分で
ある。

 今日は寒が緩み、3月上旬の気温だったのだが、
少しも暖かさを感じなかった。
 喪失感は常に体温を奪っていくものである。