不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

不実な創業者の店で本を買う。

 久しぶりにブックオフへ行ってみた。
 ブックオフは、会社としては気に入らないのだが、た
まに珍しい本や新刊時に書店で見かけなかった本があた
ったりするので、仕方なく、覗いてみる。
 この店は、ちょっと間抜けというか、それが経営方針
なのであるが、機構本であっても発行年月日が古いと、
105円の値札が付いている。
 買い取るときには二束三文なのに、古本としての販売
価格は定価の半額、というえげつない商法である。
 それが、古本屋というものなのであるから、文句を言
っても仕様が無いのだが、やはりがめつさは感じてしま
う。
 いつもは、収穫もなしに帰るのであるが、今日は一冊
良さそうな本を発見した。
 この本は、新刊の時には知らなかった。
 私は、週2回は本屋さんに行く。以前は毎日行ってい
たのだが、心を入れ替えて、最近ではこのペースにして
いる。
 新刊書は大体見ているつもりだが、私が見る前に売れ
てしまっていたのかもしれない。
 真面目そうな本である。
 日本人でも、これだけ正面から正論を書く人は少ない
と思う。正論は売り物になりにくいからである。
 そして、こういう、はったりの無い本は実は売れない。
 売れないと市場から早々と退場させられてしまう。
 この本は、定価の半額だった。
 
 昨日、ブックオフの会長が不祥事により辞任した。
 創業者でもあるこの人は、実にインチキくさい人であ
る。恐らく、このまま役職にとどまっていると、もっと
スキャンダルを暴かれそうなので、辞めたのだと思う。

 そんな店に、正論を著した本が置いてある。
 これも、ちょっと面白い。