私はかなり前から、夜の終わりについて考えていた。
空想、推測である。
異常気象が続き、自然はバランスを失う。
チンピラのような下層に位置する有名無名の暴徒たちが社会のインフラ等を破壊し、混乱に陥れる。
世の指導者たちは、その勢いに押され、統率システムを放棄し逃走し、世は破滅に向かっていく。
残った指導者が戦争を仕掛け、支配権を得ようとするが泥沼化し、荒野が残るだけとなる。
SF小説やSF映画、SF漫画で描かれてきたような情景である。
マッドマックスや北斗の拳のような荒廃した世界である。
では、実際はどうなっているのか?
今は世の終末の時である。
それらの殆どは起きていない。
局所的には戦争は起きているが、世界の大半は、ほぼこれまで通りの生活が営まれているように見える。
だが、新型コロナワクチン接種というミサイルが、多くの人に打ち込まれている。
これにより、世は終末を迎えている。
世とは、人が存在して初めて成立する。
今の世は終わろうとしている。