今は終末期である。
世の終わりの時である。
これまで続いてきた今の文明が終わろうとしている。
今は、その切り替わる境目の時である。
美しく終われば良いのだが、そうならない。
そうなっていない。
逆である。
これまで隠してきた、隠されていた醜い部分が表に浮かび上がってきている。
その醜悪さが世に晒されている。
その醜さを肯定するか?否定するか?
醜さを内に抱えて生きてきた人は、肯定する。
迷わず認める。
彼等は、その醜さに馴染みがある。
肯定することが当然と考えている。
一方、クリーンに生きてきた人は、どうか?
彼等は、否定する。
醜くさは、これを限りに消えてしまうことを望む。
醜さを擁護し、引きずる者たちは、醜さと共に、そのまま沈んでいく。
彼等がゆっくりと見えなくなっていく。
今は、そういう時期なのである。