私はビジネスや公的なことを除き、基本的に人にアドバイスはしない。
(あぁ、ここは、こうした方が良いな)(その見識は間違っていて、これが正しい)と心中では思うが、口に出すことはしない。
彼らが自分でその誤ちに気づくのを待つ。
「黙って見ていないで、注意してあげれば良いのに」と思われるかもしれないが、多くの場合、それらの注意は受け入れられない。
私が年長なので形としては聞きいれることもあるが、心中では別のことを思っていたりする。
であれば、彼らの思う通りに好きなように振る舞ってくれれば良かろう、というのが私のスタンスである。
この原則は、この新型コロナ禍、新型コロナワクチン禍においても適用されている。
私はアドバイスはしない。
彼らが好きなように動けば良いと思っている。
その決断が間違っていて彼らが損害を被ることがあったとしたら、それは自業自得である。
医療関係者に羽交い締めにされて、無理矢理ワクチンを打たれたわけではない。
承諾書に署名し、自分で衣服の袖をめくり接種を受けたのだ。
彼らは、自身の行動の結果を受けるだけである。
「冷たいなぁ」と言われるかもしれない。
だが、忠告をしても狂人扱いされ、絶縁されるだけである。
そうしたケースは何件も遭ってきた。
接点が絶たれれば、その後は手の打ちようがない。
細い糸のような関係でも維持はしておきたい。
ただ「次のワクチ接種はどうしようかな?不二家さん、どう思います?」と聞かれた場合は、異なる。
全力で接種を思いとどまるように説得する。
私のこの方針は、今後も変わることはないだろう。