新型コロナ禍において、私にとって不都合なことは意外なほど無かった。
数少ない不都合なことのひとつに、「新型コロナワクチン接種者が馬鹿に見えて仕方ない」ことである。
どんなに知的に優れていようと、社会的地位があろうと、経済的に富んでいようとも関係ない。
社交的で世渡り上手な人であっても関係ない。
「新型コロナワクチンを打っている」という一点が判明した時点で、その人が馬鹿に見えてくる。
一度そう判定されると、覆せない。
馬鹿は馬鹿のままである。
(気の毒だな)とは思う。
(残念だな)とも思う。
だが、それと同時に馬鹿だな、とも思ってしまう。
あぁ、これは良くないことである。
人を馬鹿にした目で眺めるとは、よろしくない。
気をつけて改めていかなければならないだろう。
しかし、自信が無い。
何とかしなければならないだろう。