不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

「怒ったことがない」と言う人。

 


  大相撲の横綱鶴竜の引退が発表された。

 それに関連した上記の記事に鶴竜のコメントが引用されている。

 「誰かに対して怒ったことは、生まれてから1度もない」

 えぇ~!本当か?

 すぐには信用できないな。

 普通、少しは怒るだろうに。

 こうした特殊な心境の自己申告は、疑義を持って接するのが私の流儀である。

 私はこれまで「怒ったことがない」する人に何人か会ったことがある。

 私はそれらの人をわざと怒らせてみた。

 私はそういうことが得意なのだ。

 傷つけないように、しこりが残らないようにと細心の注意をはらった上で怒らせる。

 自称「怒らない」という彼らもすぐに怒り出した。

 やっぱりな、である。

 「自分は怒らない」とわざわざ他者にアピールする時点で怪しいのである。

 そうすることにより「自分は良い人」と思われたい。

 虚栄心がそうさせるのである。

 「他者に良く思われたい」という願望は、自分を偽ってでも叶えたいもののようだ。

 鶴竜関が本当に怒ったことがない、というのも半信半疑である。

 相撲の取り組みのあとで唇を震わせていた、という目撃記事は簡単に検索でヒットする。

 鶴竜関には、自分が怒ったという自覚・記憶が無いだけなのかもしれない。

 いずれにせよ、自分の善良さを主張する人には要注意である。