自分の声に違和感を覚える人は少なくないようだ。
自分の声を録音し、それを再生して聞く。
あぁ、気持ち悪い。
なんて馬鹿みたいな声なんだ。
品がない薄っぺらい声だ。
私はいつもそう思う。
聞いていて我慢ができない。
こんな声を聞かされて私と接する人に申し訳ない気持ちになる。
プロの歌い手でも自分の声が好きではない人は意外といるようだ。
ジョン・レノンは自分の声が気に入らず、なんとかして違う声に聞こえないかと歌い方を変えたり録音方法を試行錯誤した。
ブルース・スプリングスティーンも自分の声が気に入らない人だったそうだ。
リスナーからすれば「あぁ良い声だなぁ」と惚れ惚れするような声なのだが、当人は不満だったようだ。
あぁ、面白いなぁ。
自分の捉え方と他者の捉え方が正反対なのだ。
これには示唆される教訓が色々ありそうだ。
自分では駄目だ、気に食わないと思っていることが、実は素晴らしかったりする。
面白すぎる。
笑える事実である。
世の中は笑いの種がいくつもあるようだ。
Bruce Springsteen - Born to Run (Official Video)