ハービー・ハンコックが今年生誕80年だそうだ。
1940年生まれなので、リンゴ・スターやジョン・レノンと同年生まれである。
そうだったのか。
知らなかった。
かつてジャズ御三家と言われたキース・ジャレットやチック・コリアらよりも年上だと言うことは知っていたが、1940年生まれだったんだな。
私はこのようにハンコックについては、疎い。
優れたミュージシャンであることは認識しているが、どうも好きになれない。
それは彼の信仰にある。
私はS学会の信者さんとは肌が合わない。
私の器の小ささにあるのだろうが、どうしても彼らを受け入れることが出来ない。
ハンコックがS学会の信者、それもかなり熱心な信者だと言うことを知った時の落胆は小さくはなかった。
ガッカリした。
何もアメリカ人がS学会の信者にならなくても、とも思う。
「その人の信仰と音楽、もしくは創作作品とは別物だ」という考え方もあろう。
だが、私はそうは思えない。
ハンコックがS学会に入信して以降の作品はまともに聞く気がしない。
何か、可哀想な気持ちになってしまう。
まぁ、ハンコック自身が幸せなら良いではないか、という意見もあるかもしれない。
しかし、音楽ファンとしては残念な気持ちしかない。
ハンコックも80歳まで信者ということなら、このまま死ぬまで信者だろうなぁ。
お気の毒である。