稲荷神社への参拝が終わり、次の予定を考える。
往路の途中にある弘法大師のお堂に行くことにした。
10年以上前に一度寄ったことがある。
数分走る。
気持ちの良い陽気である。
ほどなく到着した。
ここはお寺ではない。
かつてお寺だったというわけでもなく、最初から小さな
お堂だけのようだ。
正面の扉が開放されており、自由に中に入ることがで
きる。
大師像の前に数段高くなった板の間がある。
10人ほどが座れる広さがある。
お堂の隅にはソファも置いてある。
ここで信者が集まり行事が行われているようだ。
見ると線香がたかれている。
数分前に参拝者が来ていたということである。
信者さんがおられるのだ。
当地には弘法大師ゆかりの場所がいくつかある。
大師は、それらの場所で奇瑞を現した。
このお堂もそうした奇瑞を基に建てられたようだ。
奇瑞のエピソードは受け継がれ当地にもお大師信仰
が生きている。
このお堂は、どなたが維持管理しておられるのだろう?
近くに住んでいても町内が違えば知らないことばかり
である。