私は時々市内の教派神道の教会に参拝している。
氏神様等の普通の神社に参拝するのと同じ感覚である。
この宗教に対して特に強い信仰心を抱いているわけではない。
この宗教においては私は万年初心者で、ほぼ進歩がない。
だが、この宗教にはちょっと説明がつかないような力が働いていることは間違いないように感じている。
信奉者は皆さん、お願いごとを教会長先生に申告している。
「不二家さんもどうぞ」と仰られるので、お願い事を用紙に記して提出した。
教会長先生は、日々それらのお願い事を神様にお祈りされている。
さて、このお願い事はその後どうなったのか?
私は正直なところ、失礼ながらそれほど期待はしていなかった。
第一に、この宗教に熱心なわけではなく、ただたまに参拝しているだけの人間であり、信者としては「おまけ」のような末端の人間だからだ。
第二に、この宗教の神様の全貌が未だによくわかっていない、私にとって謎の存在だからである。
そのような中途半端な取り組み方なので、(お願いしても、まぁ叶わないだろうな)と内心思っていた。
失礼な話である。
だが、お願いごとは叶ったのだ。
「怖ろしやぁ~」である。
あり得ないことが起きると、(有り難い)というよりむしろ(怖ろしい)と思えてくる。
しかも私のお願い事は「普通はそんなこと神様にお願いしないよ」という内容である。
それにも関わらず叶った。
一体、どうなっているのだろうか?
~続く~