私はこの新型コロナ肺炎の流行は貴重な機会だと捉えている。
私は人々のこの状況に対する反応を細かく観察していこうとしている。
ひとつは、”マスク不着用の人に人はどういう反応をするのか?”ということが
ある。
私はマスク不着用で街に出る。
その際に出会う人達の反応、態度をチェックする。
ここのところ当地市民のマスク着用率は98%ほどである。
そこに私は紛れ込む。
事前の想定では、”白い目で見られる”"舌打ちをされる””聞こえよがしに批判の声
を浴びさかけられる””面と向かって注意される”といったことが思い浮かんだ。
ネット上では「マスクをせずに出歩くとはけしからん、もってのほかだ」といっ
た書き込みを多数見ていたからである。
では、街に出る。
あれ?
誰も反応しない。
私の存在に気づいていないわけではない。
顔もしっかり見られている。
だが、特にマスク不着用に関連した態度は、ただの一回も無い。
逆に憐れむような視線もない。
いつも通りである。
えぇ~、これは意外だなぁ。
ネット上ではあれほど悪者扱いなのに、リアルの世界ではそうでもない。
何だか拍子抜けだなぁ。
まぁ、世の中はそういうものなのか。
ネットの意見を鵜呑みにすることは、正確な知見を妨げることに繋がるのだろう。
体験してみないとわからないことはあるもんだな、と改めて思った。
なお私は、今後もこの観察を続行するつもりでいる。