こうした集いでは、情報交換が行われることが多い。
町内の誰それさんがどうした、と言ったことである。
当班のSIさんの長男さんのことが語られた。
班長のTAさんが「町内の用事でSIさんのお宅に伺った時、知らないオ
ジサンが出てきたけれど」と話した。
SIさんのお宅は高齢女性のSIさんの一人暮らしのはずである。
それなのに、何故?というわけである。
この話を聞きNさんが口を開いた。
「ハッキリ言っちゃうと長男さんが別れて(離婚)戻ってきたんだよ」
へぇ~、そうだったのか。
長男さんは60代後半である。
20代の女の子もおられる。
家屋敷を渡して追い出されたということか。
言葉はきついが自業自得であろう。
奥さんも大変だったろうなぁ。
この件に関しては誰もコメントしなかった。
不用意なことを言って遺恨が残ってはつまらないからであろう。
私も黙っていた。
大きなトピックはこれくらいで、他はありきたりの話題ばかりだった。
皆さん紳士なので面白半分に余計なことを言わないだけの良識があるの
だろう。
~続く~