不二家憩希のブログ

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金券を寄付しに行った。その④

 この寺院には一昨年にも金券を寄付した。
 私は要領がわからず、寺の男性職員に手渡した。
 その時はお供え物に付けるらしい紙に名前と住所を記し
た。
 今考えると、あれは正式な手順を踏んでいたのか少し疑
念もあるが、お供えとして受け取ってもらえたことは確かで
あろう。
 今回は本来の方法で寄付を行いたい。
 だが、どうすれば良いのだろう?
 境内にいる職員に聞けば、すぐに教えてもらえるだろう。
 ここの職員は親切という評判である。
 私は以前違う要件で話をしたことがあるが、物腰は柔ら
かで説明も丁寧だった。
 私は御札・お守り授与所で尋ねてみることにした。
 「ここから20メートル先に見えるあのスロープを通って真
っすぐ行くとその横に和尚が座っていますので、そこでお願
いします」
 へぇ~、この寺院では僧職を和尚と呼んでいるのか。
 この寺院は規模が大きく大勢の僧職の他に職員が多数
務めている。
 僧職は3~40人は在籍していると思われる。
 随分前にそれくらいはいるよ、と聞かされたことがある。
 ひょっとしたらもっといるかも知れない。
 私は示された場所に着いた。
 そこは受付だった。

 ~続く~