不二家憩希のブログ

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号砲を頼りにお祭りへ。その⑦

 さて、お祭りはこの辺りであろう。
 私はゆっくりと自転車を走らせる。
 スイスイ走ってお祭りの町内を通り過ぎてしまわない
ように気をつける。
 私は目的地を行き過ぎるというヘマをこれまでも何度
もしているのだ。
 私はソロソロ走る。
 少し行くと通りの真ん中に人が立っている。
 お祭りの法被姿の男性二人が道の真中で談笑してい
る。
 お祭りの法被の男性、これぞお祭りの目印である。
 この町内の法被は薄い紺色である。
 なかなか渋い感じである。
 目的地は近いな。
 法被の男性二人は、この先お祭り界エリアで、ここから
はクルマは通行止めであることを示す役目のようだ。
 普通の時通りの真中に立っていれば、それは違反で
あり危険である。
 だが、今日この地はお祭りである。
 通りもお祭りの開催地となる。
 私は自転車なので二人の横をゆっくりと通り抜けていく。
  神社もこの近くだろう。

 ~続く~