私は、自転車で家を出る。
本日2回目の出動である。
午前中に訪問したお宅に再度行く。
急ぎの用事ではないが、他の用事と同じ方向なので
行くことにしたのだ。
さて、今度はおられるかな?
少し自転車を走らせる。
到着した。
やはりお留守である。
残念、日を改めるとするか。
次の用事先に向かう。
青いお祭りの法被を着た人がたくさん集まっている。
その青色が現代的な青色なのだ。
正しい色の名前があるのだろうが、あの青色は何色
というのだろうか?
普通の衣料品では、まず見かけない鮮やかな青だ。
光を反射したプラスチックのような青である。
その色がお祭りの法被になると、特に違和感を感じ
させない。
お祭りのマジックであろう。
非日常的感覚が視覚にも及んでいる。
ここを通り抜けるのは難しいなぁ。
無粋な男がトロトロと行く場所ではない。
私はそんな夢の空間が広がるエリアを迂回して目的
地に走った。