た。
自分の町内のお祭りに関しては、いろいろと気が気で
ないことも多く、のんびりお祭り見物と言う気になれない。
その点、よその町内のお祭りは気楽に接することがで
きる。
責任や義務が無いと気分の違いは極めて大きい。
さて、今週のお祭りはどこだろう?
調べようにも資料がない。
お祭りの地元の人にはわかりきっていることなので、今
更告知することはない。
観光的需要が見込まれるお祭りでなければ、他所の地
域にまで宣伝はしない。
ポスター制作にもかなりの経費がかかる。
そうしたこともあり、お祭りがどこでやっているのか、よく
わからないのだ。
だが、号砲は頻繁に揚がる。
お祭り行事の進行時刻に合わせて揚げられる。
この号砲の音がする方向と音の大きさで(今週のお祭り
は○○町ではないか?)と推測するのである。
この推測は大雑把なもので確証は、あまり無い。
だが、大きく外れているとうこともないものと思われる。
私は、この号砲を頼りにお祭りの開催地に行ってみよう
という気になったのだった。
~続く~