NHK-FM「名演奏ライブラリー」を聴いた。
る。
私はバッカウアーは好きなピアニストの1人である。
女流でありながら男性とそん色のない力強い演奏で知
られている。
剛腕と共に繊細な表現力を持つ極めて優れたピアニス
トである。
番組冒頭の解説では、バッカウアーの生年について触
れられた。
「バッカウアーは長らく1913年生まれとされてきましたが、
最近の研究により1910年生まれであることが判明しまし
た」(以上要約)
へぇ~、3年の違いか。
3歳年上と言うことになる。
3歳か。
これは女性にとって、どういう意味があるのだろうか?
たった3歳?
3歳も違う?
大きいのか、小さいのか。
いずれのせよバッカウアーやその周辺の人たちは、この
生年間違いの事実を長らく黙っていたということである。
黙っていたというよりも、あえて放置していたのかもしれ
ない。
そこは女性と言うことなのか。
「若く思われているのなら間違いだって見逃すわ」
これが3歳上の間違いだったら、すぐに訂正させたことで
あろう。
剛腕ピアニストの女性っぽい一面と言えるのではなかろ
うか。