雪は夕方5時過ぎから降り始め、降ったり止んだりを
繰り返していたようだった。
朝、雨戸を開ける。
真っ白である。
3㎝ほどの積雪である。
珍しい。
雪が降っても積もらずにすぐに溶ける当地において、
これだけの積雪は10年に1回あるかないかである。
気温は0℃である。
きっちり0℃とはきりが良い。
日昇後の0℃も当地では滅多にない。
昨夜半から通りはクルマが殆ど走っていない。
路面凍結の恐れがあるからであろう。
また当地ではこうした低温には滅多にならないので、
チェーンをつけることも少ない。
タイヤもノーマルのままである。
通勤であればチェーンもつけるが、そうでなければク
ルマを出さずにいる。7
不要不急なら外出は控えよう、と言うことなのであろ
う。
たまに走っているクルマものろのろ走行である。
クルマが通らなければ、我が家周辺は実に静かであ
る。
音が何もしない。
別の世界のような静寂がある。
雪は静かさも連れてくる。
これは雪の日の楽しみである。