不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

マイクロフト・ホームズ登場。

 現在、無料動画配信サイトGyao!で「シャーロック・ホー
ムズの冒険」が配信されている。
 週変わり2本ずつの配信である。
 今週は「ウィステリア荘」と「ブルース・パーティントン設
計書」の2本である。
 いずれも見ごたえのある作品であるが、本日は「ブル
ース・パーティントン設計書」を紹介する。
 当ブログの規則に沿って、ネタバレをしないように記し
ていく。
 この作品の見どころは、シャーロック・ホームズの兄・マ
イクロフトが登場することである。
 自らの血縁について口を閉ざすホームズであるが、この
兄のマイクロフトだけは別である。
 当作の他にも、いくつかの作品でその活躍が描かれて
いる。
 マイクロフトは、ホームズに対して唯一命令口調で話す
ことが許されている人間である。
 ホームズは相手が国王や首相や政府高官であっても、
断固とした態度をとる。
 時は19世紀末、そ時代の国王や首相である。
 普通に話していても命令口調となる。
 だが、ホームズはそうした姿勢に対し平然と反発する。
 小ばかにした表情で、言い返すか捜査依頼をあっさりと
拒否するのである。
 その毅然とした態度に相手は、唖然としてしまう。
 そんなホームズに対して、強く命令できる人物、それが
マイクロフトである。
 作品中、マイクロフトは別格の存在なのだ。
 「シャーロック!」
 ホームズのことをそう呼び捨てにできるのもマイクロフト
だけである。
 ホームズは、そんな兄マイクロフトの態度を受け入れて
いる。
 自他に厳しいホームズが大絶賛する人物、それがマイ
クロフト・ホームズなのである。