不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

体重を量る。その③

  私は、この生涯の殆どを痩せた体で過ごしてきた。
 特にこの9年間は、それ以前よりもさらに痩せてい
た。
 体重を記せば「それはまずいんじゃないの?」とい
うような痩せ方である。
 だが、毎年の検診では「異常無し」だった。
 いずれの数値も正常範囲内だった。
 ただ、体重だけが「痩せすぎ」となっていた。
 体感では特に気がつかなかったが、やはり痩せす
ぎはよろしくない。
 そこからさらに痩せると、肉体が「危機レベルだ」と
判断するようだ。
 各機能を縮小し、エネルギー消費を抑えようとする。
 結果として体は弱くなる。
 数値としては正常でも、実感としては不調を感じる
ようになる。
 鈍い私でも(このままだと、まずいなぁ)と思うように
なった。
 そして、いくつかの生活習慣を改めることにした。
 さて、体重を量る。
 どうなっているだろうか?
 おぉ。
 増えている。
 250グラムだけであるが、増えている。
 9年間増えなかった体重が、増えている。
 これは嬉しい。
 しかし、これは一過性のものかもしれない。
 また元通りになるかもしれない。
 今後も注意深く観察していこうと考えている。
 肉体という「強制収容所」の管理も大変である。