お祭りの門は、順調に分解されていった。
前回、つまり一昨年の分解はもっと時間がかかっ
たと記憶している。
片づけに参加しているのがベテランでお祭りに熱
心な方が多かったからだと思われる。
手筈を熟知していれば作業もはかどる。
特別難しい複雑な工程ではない。
それでも勝手を知っている人とそうでない人とでは
大きく違うだろう。
「えぇ~と、ここはどうだったかな?」とか言ってい
たら、こうもスムーズには進まない。
ちなみに、私が40人いたとしたら、この6~7倍の
時間がかかることだろう。
屋根を少し破損するだけでは済まないと思われる。
分解が終わった。
それらのパーツを皆で運んでいく。
一人一個ずつ持って行く。
収納先は公民館横の物置である。
横と言っても併設である。
同じ敷地内にあり公民館とくっついている。
私が着くと既に物置の扉は開いていた。
物置は主にお祭りの道具用である。
年に2回だけのイベントのために、これだけのスペ
ースを確保しているのか。
そりゃそうだそう、ということなのだろう。
~続く~