不二家憩希のブログ

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B-1グランプリの将来は? その②

 B-1グランプリは出場審査基準が厳しい。
「うちの地元にB級グルメがあるから出たい」と思っ
ても、間単には出られない。
 何故厳しいのか?
 それは特定の団体・業者に大会を牛耳られる可能
性を排除しようとしているためである。
 大会発祥当初は、ごく素朴なものだった
 「私たちの町にはこんなおいしいものがありますよ」
という地域の食文化を紹介する町おこしの試みとして
始まった。
 だが、この催しには潜在的需要があったのか、第
一回目から大注目を浴びることになった。
 マスメディアでも大きく取り上げられ、後追い取材も
度々行われた。
 そして、経済効果が発表されるようになり、その額
が莫大なものであることがわかると大会を取り巻く状
況は一変する。
 大会が経済効果発生装置となったのだ。
 是非出たい、という団体が殺到した。
 だが、会場の広さや実行委員会の取り仕切りにも
限度がある。
 加えて特定の企業や団体が、この大会を利用して
やろうと接近してきた。
 町おこしとは異なる方向性を持った団体が幾つも
接触してきた。
 彼らとしても商業利用を図ってのことで、犯罪的悪
意は無い。
 しかし、そうした企業・団体を受け入れてしまうと、
町おこしを目的とした本来の趣旨から大きく外れてし
まうことは目に見えている。
 大会が乗っ取られる可能性もある。
 そこで、大会の運営元では出場に関して厳しい条
件を提示することとなった。
 
 ~続く~