昨日の深夜、FMラジオの”ヘビー・メタル・シンジ
ケート”を聞いていた。
私はたまたま目が覚めた時に、この番組を聞いて
いる。
番組は、この番組のスポンサーで出版社社長の酒
合いで進行していく。（以下敬称略）
私が詳しくない分野であるヘビー・メタル・ロックの
最新情報を知ることが出来るとともに、二人のやりと
りも番組の楽しみの一つである。
番組の終わり近くには、お笑い芸人である藤井に
よる身の回りで起きた面白いことを紹介するコーナー
がある。
昨日の話題は、スポーツ新聞・デイリー・スポーツ紙
についてであった。
今はロンドン・オリンピックの最中でどんなメディア
もオリンピック一色もしくはオリンピック最優先で報じ
ている。
だが、デイリー・スポーツは違う。
した紙面づくりを特色としている。
報知新聞が読売巨人、中日スポーツが中日ドラゴ
ンズを中心に扱うようなものである。
そのためオリンピック期間中でも、阪神が勝てば大き
な記事にする。
他のメディアがオリンピックのニュースをトップに持っ
てくる時でも「阪神勝利！」などと一面トップや裏一面
トップにでかでかと載せる。
藤井はこう言う。
「先日、女子柔道で松本選手が金メダル、男子体操で
日本が銀メダルとったりしたメダルラッシュの日があり
ましたよね」
その日は、殆どのメディアがオリンピック関連のニュ
ースがトップだった。
「それが、そういう日に限って阪神が勝つんですよ」
その日のデイリー・スポーツの一面トップには「金本、
三塁打！」と大きく載ったそうだ。
世間ではメダル獲得のニュースで持ちきりの時にで
ある。
私は、これを聞いて笑ってしまった。
ハハハ、そこまで、やるか。
オリンピックの金メダルや銀メダルのニュースを金本
の三塁打が押し退けるのである。
面白いな、スポーツ新聞って。
メディアによる偏向報道は、御法度とされているが、
こと一部のスポーツ新聞は例外のようだ。
ここまで徹底すると熱心な読者・固定客が付くのだ
ろう。
ビジネス戦略としては優れているのかもしれない。
