不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

誰も予想しなったであろう陸上400㍍リレー銅メダル獲得。

 オリンピックでの、各種メディアでのメダ
ル獲得の事前予想というものは、毎度のこと
ながら精度が低い。
 私もすべての紙メディアや放送をチェック
したわけではないので断定的なことは言えな
いが、全体的に実にいい加減なものだったと
思う。
 当たっていたのは北島の二つの金メダルや
女子レスリングでの二個の金メダルくらいだ。
 そんな予想なら、私のような素人でも十分
出来る。 
 メディアは、基本的に常に後ろ向きで、事
後報告は大の得意ではあるが、物事を予想す
る能力までは持ってはいない。
 彼らが未来を語っても、それらの大半は大
きく外れている。
 未来が読めないと言うことは、現状を正確
に把握できていないと言うことだと思われる
が、メディアにそこまで要求しても酷という
ものだろう。
 彼らは起こった事実の周りを飛び交う虫の
ようなものであるからだ。

 そんなメディアにとっても驚きだったのが、
陸上男子400㍍リレーでの銅メダル獲得である。
 私は、テレビ観戦するなら日本選手がある
程度活躍しそうな種目しか観ない。
 昨日も夜に決勝のレースがあることは知っ
てはいたが、観ていなかった。
 決勝に進みはしたが、大した結果は出せそ
うにないと思い込んでいたからだ。
 私は同じ時刻に放送していた「たけしの誰
でもピカソ」を観ていた。
 この日の番組は番組はMr.マリックの超魔
術2時間スペシャルだった。
 あ~マリックさんは、いつもながら凄いな
ぁ、と思って観ていた。

 翌日の朝、朝刊を取りに行って一面を見る
と、「400メートルリレー 銅」とある。
 え~知らなかった。
 私が、マリックさんの見事な手さばきに見
とれている間に、日本チームは歴史的な走り
を見せていたようだ。

 各メディアでも大した事前取材をしていな
かったようで、私が購読している新聞の記事
も実に中身の薄いものであった。
 私は、日本チームが陸上トラック種目でメ
ダルを獲得するなどとは思ってもいなかった。
 今でもちょっと、その重要性がわからない
でいる。
 
 人間、まるで想定していなかったことが起
こると、驚きの感覚すら湧かないもののよう
である。