不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

P・フォーク~コロンボ警部を生み出す。その⑩

 ”ゴジラ”はそのものズバリ!は勿論のこと、姿
形、色などがかなりデフォルメ、加工さていても法
規制の対象となっている。
 オリジナルとはちょっと違うからOKだろう、とい
うわけにはいかないのだ。
 「これはゴジラのパロディだよなぁ」と思わせるよ
うなものはアウトなのである。
 色違いの赤や黄色に塗り替えられたゴジラでも
駄目である。
 シルエットが同じなら、それは即ゴジラなのである。
 では、シルエットが違っていればどうだろうか。
 二頭身、三頭身のマスコット風にアレンジされた
ゴジラを見かけることがおありかもしれない。
 貯金箱やストラップなどで商品化されている。
 だが、それらもゴジラと見なされる。
 ゴジラ本来の持ち味の一つである凶暴さを排除
した可愛いゴジラ人形であっても同様である。
 笑っていてもゴジラなのである。
 「これは、ゴジラが元ネタになっており、ゴジラ
イメージを拠り所としている」と見えれば、それはゴ
ジラであるとされるのだ。
 ゴジラは想像以上に念入りに保護されており、
け道はことごとく塞がれているのである。
 ゴジラは物言わぬ怪獣なので、人間がその権利
を主張・管理してやらないといけないのである。
 ”ゴジラ”が丁重に扱われているのと同様に”刑
コロンボ”正確には主人公の”コロンボ警部”に
も厳重なガードがかかっている。
 
 ~続く~