ルパン三世の声優陣が大きく代わるという記
事を当ブログでも一昨日に載せた。
清志氏は続投で、それ以外は交代する。（以下敬称略）
これは時の流れとして受け入れなければなら
ないことではある。
だが私は（これは慣れるまでの少しの間は忍
耐が必要かもしれないな）と覚悟をしていた。
と言うのも、故・山田康雄さんから栗田に突然
の交代したあの時、（あぁ～ちょっと違和感があ
るなぁ）と思ったからだ。
栗田としては精一杯の努力を尽くしたものと思
われるが、それでも無理に似せようとしている様
子が伝わってきてしまっていた。
これは無理もないことである。
数十秒の持ちネタとアニメへのアテレコとではま
るで違う。
それに物まね芸人としてはトッププロであっても、
声優としては事実上のデビュー作でもあった。
硬さがどうしても耳についた。
現在ではルパン役を完全に自分のものとした栗
田ではあったが、当初はぎこちないものだった。
さて、今回の新キャストはどうなのだろうか？
3人が代わるのであるから、×３の違和感があ
るのだろうか？
これは、しばらくは少し落ち着かないルパン三世
になるのだろうな、と覚悟していた。
そして昨日、早くも新キャストでの録音を耳にす
ることが出来た。
それはパチンコ・ルパン三世の新台のプロモーシ
ョン映像である。
私は、ここでの声を聞いて、それまでの心配が一
つ残らず払拭された。
見事に前任者の声を踏襲しているのだ。
そこま出来るのか、と言いたくなるほどである。
いニュアンスを含め瓜二つである。
それは単に似ている人を起用したのだろう、という
ものではない。
沢城のプロフィールページでサンプル音声が聞け
るのだが、前任の増山江威子とは特に似てはいな
いからだ。
この声優の技量の高さに驚かされる。
大輔も実にうまく前任者の声を再現している。
これは、前任者への敬意の現れであり、これま
で保ってきた高いクオリティを維持していこうとす
る制作陣の決意が見て取れる。
私はここにルパン三世の新たな伝統の誕生を
見る思いがした。
